メダカの選別

メダカの選別とは

メダカの選別はメダカを繁殖させ稚魚から成魚へと成長する過程で実施します。
色や柄が綺麗なメダカだけを残し固定率を上げていくこと、成長速度の差によるサイズの違いを分ける事によりメダカの成長を促すこと、奇形や形の悪い仔を分けること、を目的として実施します。

  • サイズによる選別
    稚魚の大きさにバラつきが出始める生後1ヶ月くらいでサイズによる選別を行います。
    稚魚の成長と共に餌を取るのが上手い個体や強い個体とそうでない個体との間で成長速度に差が出て来ます。差ができてしまうと大きい稚魚が餌を独占したり、小さい稚魚をイジメたりしてしまうため、小さい稚魚の成長が更に阻害され時間の経過と共に、ますます成長の差が大きくなっていってしまいます。
    また、品種によっては優れた素質を持つ個体ほど成長が遅い傾向もあり、優れた素質を持つ個体が劣勢に立たされ易いため、サイズ選別により成長が早い大きい稚魚と成長が遅い小さい稚魚を選別し、別容器で育てる事で今後の成長速度を均一化し小さい稚魚の成長が阻害されない様にします。
  • 体型による選別
    生後約2ヶ月後くらいで、稚魚の大きさが1.5~2㎝くらいで体型による選別を行います。
    この頃になると骨曲がりや鰭の奇形もハッキリとわかるようになってきます。色やラメや光といった芸の有無は考慮せず、観賞魚として正しい形の仔を残すという基本的な考えの元に骨曲がりや鰭に奇形を持った個体を撥ねます。
    上見からだけでなくプラケースなどを使用し横からも見て選別しましょう。
  • 芸による選別
    生後3~4ヶ月ぐらいで、稚魚の大きさが3㎝くらいで芸による選別を行います。
    例え同じ品種の同じ様な芸を持つ親を掛け合わせた場合でも、改良メダカは沢山生まれた稚魚の中のわずかな個体のみが親と同等かそれ以上の芸となり、残りの大半はビミョーな芸の大したことのないメダカになるのが普通で、観賞魚としての完成度に必ずバラつきがでます。
    掛け合わせた品種としての特徴がよく表れている個体を選別しましょう。
    初心者にありがちな話ですが、増えたメダカをなかなか撥ねれずに同様の容器内で繁殖させてしまい、どんどん固定率が下がり親以下のメダカばかりになってしまったと言うのを良く目にします。
  • 種親選別
    次の世代の親メダカにする個体の選別を行います。
    自分がどんなメダカを作りたいのか目標・目的とするメダカを明確にイメージし、その特徴が顕著に現れているものだけを選んで選別しましょう。
メダカ飼育方法 How to〜
ふくをフォローする
スポンサーリンク

wildworks

コメント