驚異のグリーンウォーター浄化能力!生物兵器ヒメタニシ‼︎

皆さんグリーンウォーター作ってますか!!?w 最近は気温も上がりうちの飼育容器は魚も過密気味なのもあり、望んでいようと望んでいまいとアッと言う間にグリーンウォーターになります。
メダカの育成の上ではむしろグリーンウォーターの方が、健康にすくすくと育ってくれるので良いんですが、鑑賞と言う面ではメダカが見え難くなってしまうので問題があります。
グリーンウォーターにしたく無い場合は、底床に赤玉土を入れれば簡単にグリーンウォーター化を抑える事が出来ます。ビオトープのようにメダカの鑑賞が目的で頻繁に底床をイジらないのなら問題無いのですが、メダカの繁殖を目的とし過密状態でメダカを育てなければならない人の場合、過密,残餌,排泄物などにより、どうしても水が悪くなるため頻繁に水換えが発生します。底床を入れると水換え時や、容器の清掃、リセットに手が掛かるようになります。
そこで赤玉土より取り出しが楽ちんなもので、グリーンウォーター化を抑えれるものって!!?う〜〜〜んヒメタニシ!!?
うちの前の田んぼにはヒメタニシとジャンボタニシがウジャウジャいますが、ジャンボタニシは水質浄化能力も無く水草を食い荒らすだけで百害あって一利なしなのでスルーしつつ、ヒメタニシだけを水質浄化要員として強制連行(笑)
とりあえず横見容器に青水を張ってテストしてみました。

左の容器がメダカ水槽から汲んだ青水とヒメタニシを入れた容器で、右が12時間経過後の容器です。
青水の浄化能力があるのは分かっていて実験してみたんですが、この驚異のグリーンウォーター浄化能力‼︎しかも飼育容器内に付いた苔まで綺麗に処理してくれる苔取り能力、さらには水底の沈殿物を食べるデトリタス食能力付き!!
見た目はジミ〜な感じだけど、メダカ容器のお供には最強の生物兵器なんじゃないでしょうか?

ヒメタニシとは

生息域は本州から九州の各地、沖縄、台湾から中国大陸まで分布し、摂食法は物の表面に着生した藻類などを削り取って食べる刈り取り食、水底の沈殿物を食べるデトリタス食、さらには水中の懸濁物を鰓で集めて食べる濾過摂食と多岐にわたります。
ヒメタニシの繁殖は雌雄異体で、メスが卵ではなく稚貝を直接産む卵胎生です。

ヒメタニシとジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の見分け方

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)はリンゴガイ科(リンゴガイ、アップルスネイル)の1種の淡水棲大型巻貝で、日本へは食用として1981年に台湾から長崎県と和歌山県に初めて持ち込まれたものの、需要が上がらず採算が取れないため廃棄されたものが野生化し分布を広げています。
雑食性で植物質や動物質を問わず水中の有機物を幅広く摂食しイネや水草を食害するため害虫と見なされ、タニシ類と異なり濾過摂食は行いません。

ヒメタニシとジャンボタニシの見分け方としては、殻の形状はジャンボタニシが丸みが強いの対して、ヒメタニシは円錐形に近くて直線的な形状をしています。また一番分かりやすいのはジャンボタニシは触覚が4本、ヒメタニシは触覚が2本です。

ヒメタニシの生息場所

稲作を行っている田んぼにヒメタニシもジャンボタニシもゴロゴロ転がっています。冬の間水を抜いてしまっている田んぼでは土が柔らかいうちに土の中に潜っているため、春の田植え後田んぼに水が入ったら探してみましょう。
田んぼの水が少なくなった時に観察すると、ジャンボタニシは水がしっかりある場所に集まりヒメタニシは比較的干上がっている場所にもいます。

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