ジムニー JB64 Defi ADVANCE ブースト計(ターボ計)取り付け

JB64が納車されてからまだ2ヶ月も経っていませんが、エクステリア,インテリア,スープアップと駆け足気味に色々とカスタムして来ました。スープアップ系は全てハイブリッジファーストで揃えていますが、マフラー,スロコン,NAGバルブを現状入れてあり、ミニコンフルセット,パワーチャンバーが納期待ち、エアークリーナーはJB64用のオープン型が開発中という事で発売待ちです。色々とスープアップ系をイジったと言ってもジムニーではブースト圧を心配するような事もありませんが、とりあえずのブースト圧の把握とドレスアップ目的でブースト計を入れる事にしました。

まずブースト計を選ぶ上ではサージタンクから出ている配管をT字パイプで分岐し直接ブースト計まで持っていく機械式、パイプをセンサー機器に繋ぎセンサーから電気配線で接続されたブースト計に数値を表示する電気式、サージタンクからの圧力をとらずOBDのデーターを使用するOBD式かを選ぶ事になります。
OBDとは「On Board Diagnostics/オン・ボード・ダイアグノーシス」の頭文字を取ったもので、日本語にすると「車載故障診断装置」で最近は全ての車に搭載が義務化されています。今の車は多くの部分がコンピューター制御されており電気信号で管理される箇所も多いため、目視では故障が確認できない部分が増えています。車でトラブルが起こった場合にどの部分が故障しているのか確認することが出来るのがOBDで、ここにブースト圧も来ているので、OBD接続の追加メーターはOBDカプラーに接続するだけで簡単にデーターを取り出す事が出来ます。
OBDはカプラーONで簡単にブースト圧が取れますが、注意しなければならないのはコンピューターにサブコンピューターとなるミニコンを付けている場合です。ミニコンはエアフロー(圧力)センサー信号に割り込み本来の圧力信号を書き換えて車のコンピューターを騙す事により抑制されるはずのパワーを出せるような構造になっています。なのでミニコン装着車のOBDに行っているブースト圧はミニコンにより書き換えられた圧力となるのでミニコン装着車はOBDからは正確なブースト圧を取れないので、直接サージタンクより圧力を取れる機械式か電気式のブースト計をチョイスする事になります。

あとは様々なメーカーより出ているブースト計を何処のメーカーにするのかが悩むところです。現在は値段も5000円ぐらいで手軽に購入出来るAutogageからDefi,Pivot,BRIDZなど20000円程度するものまで色々なメーカーのブースト計がありますが値段の違いは精度とレスポンスです。最近はYoutubeなどに比較動画も上がっているので、レスポンスでどのぐらいの違いがあるのか簡単に比較して見る事が出来ます。

Defi製とAUTOGAUGE製ブーストメーター精度についての検証
ブースト計比較 defi Link Meter BF vs BLITZ RACING METER SD
PIVOTとDefi-Linkのブースト計 動作比較

動画は接続方式がOBDと電気式の違いもありますが、レスポンスが悪いメーカーのものはアクセルONに対しての追従性が悪いためブーストのピーク圧まで変わって来てしまっています。私も別にレースをする訳ではないしギリギリの過給圧にする訳でもないので高精度のものがどうしても良い訳ではありませんが、この比較動画を見てしまうとDefi以外は買う気がしなくなってしまい結局Defiのブースト計を取り付ける事にしましたwまぁ高額でも精度とレスポンスを求めるなら間違いなくDefiってところでしょうか?
あと悩んだところはDefiのブースト計はレンジが1.2kgまでのものと2.0kgまでのものがあります。JB64への装着だと現状のサブコンまでのチューニングだとブースト圧は1.0kgも掛からないので1.2kgで十分間に合うのですが、今後コンピューターの解析が進みJB64用のチューニングコンピューターが出て来た場合には1.2kgだとちょっと足りなくなりそうです。またDefiが発売しているブースト計はADVANCE Control Unit Setというコントロールユニットとブースト計がセット販売になっているものがそれぞれを購入するより6000円ぐらい安く買えるので、この二点を考慮し私は2.0kgのレンジのブースト計が込みのDefi ADVANCE Control Unit Setを購入しました。

っていう事でDefi ADVANCE ターボ計の取り付けです♪まずはサージタンクから圧力ユニットのセンサーを取り付けていきます。赤丸位置のボルトに圧力センサーの土台となるZ型のステーを取り付けます。

ステーに圧力センサーを取り付けます。

圧力センサーを取り付けた下にサージタンクからの圧力が来ているパイプがあるので赤丸位置でカットします。

パイプをカットした位置に分岐を入れ圧力センサーにパイプを繋ぎます。

次に圧力センサーハーネスを車内まで引き込みます。

車内へ通じるグロメットは運転席側と助手席側の両方にありますが、Defi ADVANCE Control Unitを置く位置を助手席足元にするため、助手席側のグロメットから引き込む事にしました。

グロメット周りのスペースも運転席側より助手席側の方が広く作業性が良さそうなのですが、先日取り付けたばかりのオイルキャッチタンクが思いっきり邪魔をしています(泣)

仕方ないのでオイルキャッチタンクを外してスペースを作りグロメットから車内へ配線を引き込みます。

圧力センサーからグロメットまでの配線は赤点線を通し結束バンドで固定していきます。

グロメットを通す時は当然グロメットを通す工具など持っていないので、カッターでグロメットの薄いゴム部分を小さくカットしておき、車内側から針金を通して針金に配線先端を固定して通過させました。

グロメットを通過すると助手席左側の足元奥に配線が出てきます。

Defi ADVANCE Control Unitを設置する位置はグローブボックス内か?助手席の足元奥か?で迷いましたが、ブースト圧のピークアラームの発報もあるため聞こえやすいように私は助手席の足元奥に設置する事にしました。ユニットの固定はL字フック2本を赤線のように使用し写真上部にある車体のボルトから吊り下げるように固定しました。

次に電源ハーネス、スイッチユニットハーネス、メーターハーネスを車内に配線するためにナビゲーション及びメーターフードを取り外していきます。内装の取り外しはハイブリッジファーストのスロコンを取り付けた記事に詳しく書いてありますので、分からない方はこちらを参照して下さい。

内装を取り外したらまずは電源ハーネスを設置していきます。電源ハーネスの線は常時12V電源(赤)、イルミネーション(白)、アース(黒)、イグニッション(橙)の4本ですが、常時12V電源(赤)、イルミネーション(白)はスロコン取り付け時に分岐させているので、赤丸位置のスロコン行きの分岐線からさらに分配しましたがナビゲーションの違いによって線の色が違うかもしれませんのでご自分のナビの線色を確認して作業をして下さい。(詳細は参考記事のジムニーJB64 ハイブリッジファースト オーバーテイクブースター スロコン取り付けへ)

●ナビゲーション常時12V電源(赤)→ スロコン常時12V電源(赤)→ ADVANCE Unit常時12V電源(赤)
●ナビゲーションイルミネーション(オレンジ白)→ スロコンイルミネーション(橙)→ ADVANCE Unitイルミネーション(白)

アース(黒)はナビゲーション裏の左側の赤矢印位置に接続されているアース線(黒)を分岐して接続しました。

そして問題なのはイグニッション(橙)ですが、ナビ裏にイグニッション線って来ているのでしょうか?(詳しい方お教え下さい♪)私は散々悩みましたが自信が持てない為、イグニッションは助手席奥の左下にある車のヒューズボックスから低背ヒューズ電源を使用して取り出す事にしました。
(イグニッション電源を間違えてアクセサリ電源に接続すると車両の故障の原因になるそうなので注意して下さい。)

全ての電源線を接続出来たら電源ハーネスをナビ裏から助手席足元に下ろします。

スイッチユニットはナビゲーション下にマジックテープで固定して取り外して操作が出来るようにしました。スイッチユニットハーネスはナビ下に9mmの穴を開けてグロメットを設置しナビ裏に引き込み、ナビ裏から助手席足元に下ろします。

ブースト計は取り付け位置に悩みましたが私はピラー部分に取り付ける事としました。まずはピラーの取り付け部分にマスキングテープを貼り、ブースト計を仮合わせしてステー固定のための穴位置をマーキングします。

ステー固定の穴を開ける為ピラーカバーを取り外していきます。ピラーカバーの外し方はドアのゴムを引っ張って剥がすとピラーカバーの端が出てくるので指を入れて引っ張れば簡単に外れます。
メーターハーネスはピラー裏よりメーターフード裏、ナビゲーション裏と通し助手席足元に下ろします。

ピラーカバーが外れたらブースト計固定用のステーを取り付けるボルトの穴とハーネスを通す穴を開けブースト計を取り付けます。

あとは助手席の足元に下ろした電源ハーネス、スイッチユニットハーネス、メーターハーネスとエンジンルームから引き込んだ圧力センサーハーネスをDefi ADVANCE Control Unitに接続すれば完成です。

色々なところからハーネスを引いたので内装裏を通すのが苦戦したところで結構時間は掛かりましたが設置自体はそんなに難しい事も無かったです。ターボ計の色はアンバーレッドを選んだのでJB64のメーター色にもバッチリ合ってメッチャカッコ良いです♪

使用してみた感じは視認性も非常に良く、細かいアクセルワークにもレスポンス良くブースト計が反応します。まぁちょっとお高いのがアレですがやはり信頼のDefiを付けて正解だったと思います。

カスタム・改造
ふくをフォローする
スポンサーリンク

wildworks

コメント