アガベ 鉢選びのポイント プラ鉢と陶器鉢の違い

アガベは抜き苗の販売も多いためアガベを始めたばかりの人は鉢ってどんなのに植え付けたら良いの?って鉢について悩む方も多いかと思います。鉢選びは見た目だけではなく育成していく株の状態にも関わる重要な要素となるので、鉢選びのポイントを解説していきたいと思います。

鉢の種類

アガベの育成に使用される鉢は大きく分けてプラ鉢と陶器鉢とがあります。この二つは素材の違いによるメリットとデメリットがあるので、長所短所を理解した上でまずは鉢の素材を選びましょう。

プラ鉢

【メリット】
・価格が安い
・軽くて扱いやすく大型の鉢も使いやすい
・スリット入りがあり根張りが良い
・変形するので植え替え時株が抜けやすい
【デメリット】
・デザイン性が低い
・耐久性が低い
・小さい鉢は軽くて倒れやすい

陶器鉢

【メリット】
・デザイン性が高い
・重くて倒れにくい
・耐久性が高い
【デメリット】
・価格が高い
・重くて移動しずらく扱いにくいため大型の鉢は使いにくい
・変形しないので植え時に株が抜けにくい
・落下にて破損の可能性がある

鉢選びのポイント!!

鉢の大きさ

アガベは基本的に根を伸ばした分だけ地上部の株も大きくなってきますので、鉢を大きくするとどんどんと根を伸ばし早く大きく成長します。逆に鉢を小さくする事で根の伸長を抑えると葉の伸長を抑えつつコンパクトな株に育ち易くなります。私は早く大きくしたい大型種や子株などは大きめの鉢、締めて育てたい品種や形を作り込みたい中株や大株は小さめの鉢に植えるようにしています。

鉢のサイズが大きくなればなるほど用土は渇きにくくなり、小さくなればなるほどば用土は乾きやすくなります。

大き過ぎる鉢は用土がなかなか乾かず根腐れの原因になるので注意が必要です。

排水性と通気性 鉢底穴&スリットの有無

鉢の素材が同じでも鉢底穴の大きさやスリットの有無によって排水性と通気性は変わってきます。鉢底穴が大きく排水性が良い鉢は、水やり後の水の抜けが良く用土の渇きも早くなります。
また、スリットがある事により鉢底まで達した根がぐるぐる旋回して根詰まりになってしまうサークリングを発生し難くする事が出来ます。

締めて育てる鉢選び

近年チタノタの人気が非常に高くなっていますが、コンパクトにまとまった締まった形が鑑賞価値が高いとされています。
締まった株を作る為にはしっかり日光に当てて、肥料をあまり与えず、水も絞り気味の厳しい環境で育てる必要がありますが鉢選びも重要になって来ます。アガベは基本的に根を伸ばした分だけ地上部の株も大きくなって来るので、鉢を小さくする事で根の伸長を抑え葉がコンパクトに育つようにする事が重要です。また、鉢が大きいと土の量が増え保水力が大きくなるので一度水やりをすると直ぐに水が切れない為、排水性の良い用土を使用すると共に鉢を小さくして用土の量を少なくし水切れを良くする事で株を締めて育てる事が出来ます。

私の鉢選び♪

私は基本的には安価で軽くて扱い易く、植え替えも楽なプラ鉢を使用しています。その中で小さいアガベや締めて育てたいアガベには3号から6.5号までのFR鉢、大きいアガベには菊鉢の5号から10号を基準として使用しています。
また色々な形状の鉢は使用せず鉢の種類を絞ることで全体の見た目の統一感を出しカッコ良く見えるように工夫しています。

おすすめの鉢

私は安価で使い勝手も良いので断然プラ鉢派ですが、アガベ用の鉢でオススメの物を幾つか紹介していきます。

根のサークリング防止を目的としてスリット鉢を使用したい場合はプレステラが定番となります。プレステラは形状が四角なので、丸い鉢と比べ隙間無くぎっしりと並べられ空間を有効に使う事が出来ます。
通常と深型があり、90、105、120のサイズ展開があります。

小さいサイズの鉢では私はこちらのFR鉢をメインに使用しています。底穴も多いので通気性も良く持ち手がしっかりして使いやすいのが特徴です。
3号から6.5号まで7種類のサイズ展開があります。

ミニ蘭鉢は見栄えが良く高さもあるので、根を縦に伸ばす傾向(直根性)が強いアガベの育成に合っています。
2.5号から4号まで4種類のサイズ展開があります。

5号以上の鉢を使用する場合、私はほぼ全部この菊鉢を使用しています。大体どこのホームセンターへ行っても購入出来るので便利ですが、メーカーによって微妙に形状が異なるので自分が良く行く店で同様の鉢を揃えて購入するようにした方が良いです。
5号から10号まで6種類のサイズ展開があります。

伝市鉢は植木鉢に特化した窯元 丹波立杭市野伝市窯で作られ、陶器性なので風合いがあり植物をより一層引き立たせる事が出来ます。プラ鉢に比べると割高になるのでお気に入りのアガベだけを選抜して植えるのが良いかもしれません。
様々な形状及びサイズがあります。

アガベ
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