屋外メダカ容器のお手軽で強力な雨対策 ウールマット♪

皆さん屋外のメダカ容器の雨対策はどうしていますか?私もメダカ飼育を始めた時はどうしようかかなり悩みました。私が検討した雨対策の候補としては、、、

  • 屋根の設置
    大掛かりになりお金が掛かりすぎて現実的ではない。
  • 雨の日だけ容器に蓋
    いちいち手間が掛かり面倒だし急な雨に対応出来ない。普段から蓋を置いておく場所が無い。
  • 容器に排水用の穴を開ける
    容器の強度低下と配管の部材にそれなりにお金が掛かる。作成の手間が掛かる。
  • 毛細管現象とサイフォンを利用
    安価で簡単に設置が可能なうえ排水能力も高い【採用】

毛細管現象とは

水と水との分子の間には分子間力が働いていて、水の分子どうしでお互いに四方八方に引き合っています。しかし水面の水の分子は空気に接しているため、水の中だけに引っ張られて表面が丸くなるのが表面張力です。
細いガラス管を水につけると、水の分子に働く分子間力よりもガラスと水の分子との間に働く力の方が大きいため、水はガラス管の壁に引き寄せられてせり上がりますが、この現象を毛細管現象と言います。
水をせり上げる力と上昇した水の重さがつり合う位置まで水は上へ移動し、ガラス管が細いほど上昇した水の重さは軽くなり水はより高い位置までせり上がる事が出来ます。
ウールマットや布は繊維を織り上げたもので、内部には繊維どうしのすき間がたくさんあり、この細かなすき間が細いガラス管と同じ働きをして、水を吸い上げます。

サイフォンの原理

サイフォンの原理とは、水を高い位置の出発地点と低い位置の目的地点を管でつないで流す場合、管内が水で満たされていれば、管の途中に出発地点より高い地点があってもポンプでくみ上げることなく流れ続ける仕組みを言います。
身近なところで言うと手動の灯油ポンプの原理でシュポシュポと始めはポンプ部分を手動で押し水を汲み上げますが、管の中が水で満たされれば、後は勝手に水が水面より高い位置を通過し流れ出て行きます。

ウールマットによる排水システムの作り方

排水システムと大層な名前を付けていますが、ウールマットを適当な大きさに切って容器に掛けただけですw
設置する時のポイントとしては容器内の給水側の垂れ下がりを短く、容器外の排水側の垂れ下がりを長くして下さい。後は容器への固定ですが、皆さんやっているのは大きめの洗濯バサミで容器を挟んで止めたりしていますが、私は針金を適度な長さに切りウールマット内に挿入して針金を曲げる事により固定しています。

雨が降りウールマット全体が濡れると共に、容器内の水位が上がり内側のウールマットに付くとウールマットが水を吸い上げ外側に排水します。容器内の水が減り水面が内側のウールマットから離れると排水が止まります。
この方法ですと針子やミジンコなどでも水と一緒に流れ出てしまう心配も無く、穴を空けれないような睡蓮鉢や水槽などの容器の排水システムとしても使用出来ます。
またその排水能力もかなりのもので、水量が多くなると滝のようにかなりの量の水を排水する事が可能です。

メダカ飼育方法 How to〜
ふくをフォローする
スポンサーリンク

wildworks

コメント